Ironman Copenhagen 2017 参戦レポート

 

空港からタクシーで20分強で行けて、バイクコースもフラットなこの大会は人気が高い様で、直ぐに売り切れるとの情報があったので、早めに申し込みました。今回はツアー参加では無く、特典航空券を使用し、ホテルはExpediaで The Square hotelを予約。

【1日目 木曜日】
朝羽田からロンドン経由でコペンハーゲンへ到着。バイクがなかなか出てこないので、問い合わせると、transitが間に合わず次の便に積まれているとのこと。ホテルまで届けると言われたが、やっぱ今日欲しいので、そのまま待ち、受け取り後、タクシーでホテルへ。空港でアイスランドからの参加者と相乗りしようかと話しましたが、ホテルが別方向で、バイク待ちだったので、断念しましたが、条件合えば相乗りも良いかもですね。ホテルまで、5千円しないぐらいでした。
ホテルは建物、部屋も綺麗で、ゴールから2kmぐらいに位置し、メイン街の歩行者天国の入口前なので、食事や観光の拠点としても良かったですよ。バイクを組み立てて、明日の準備をし、就寝。

【2日目 金曜日】
元々スイムが得意ではないので、例の如く場慣れする為、まずは試泳へ。スイム会場のAmagar Beach Park はホテルから12kmほどなので、朝8時ごろにバイクで出発。
会場付近では、既に何名かは泳いでました。着替えて、水を触ってみるも、予想通り冷たい。外の気温は19℃ぐらいで、当然半袖では寒く、ウィンドブレイカー着て丁度良く、でも日差しが出ると暑く…微妙な感じなんです。
取り敢えず、いつもの準備して、泳ぎ始めます。水は比較的綺麗で、そこまで深くないようで、水草の様なものが、いっぱい生えてて、手に絡みつく感じ。まぁ、場所に依るのかなぐらいで、感じを掴み、水温にも慣れてきて、30分ほど軽く泳ぎました。
着替えて、スタートエリアまで行ってみると、ゲートは開いてて入りたい放題。記念撮影、下見をしました。こういうとこは、海外は大らかで良いですね。
スイム会場からExpo会場の Bella Center までは約5km、バイクで向かいます。10時のオープンぐらいだったので、まだガラガラで、Expo観て、登録とグッズショッピング。
ここからホテルまでは、約6km。昼食を食べがてら、観光名所のニューハウン方向へ。ニューハウンは観光客でごった返していたので、少し離れて昼食、ホテルへ。
Briefing が15:30からExpoで有り、同時にパスタパーティが開催され、食べながら説明を聞くという流れでした。

【3日目 土曜日】
今日も試泳。昨日より遠くへ泳ぐが、水草はなかなか消えない。
この日は、メインスポンサーのKMD主催のトライアスロン大会、Ironkidsが開催されてました。
レースベルトを忘れてしまい、Expoへ行き、購入。登録窓口、ストア会計は長蛇の列…早めがオススメです。
15:00からはバイクチェクイン。バイク、バイクバッグ、ランバッグを預けます。会場の段取りはスムースで、分かり易く、待ち時間無しでした。
去年参加した台湾大会では、所要場所にシャトル送迎がありましが、公共機関が充実しているコペンハーゲンでは地下鉄の Metro で移動です。私はCity passという乗り放題切符をスマホから購入し、あとはスマホを見せれば証明となる使い方でした。ペーパーレスでとても良いですね^_^ いっぱい観光もされる方はコペンハーゲンカードがお得みたいです。

【4日目 日曜日 Raceday】
ホントに良く寝れて、調子は良かったです。3時に起床し、おにぎりボールやドリンク等準備し、5時前にホテルを出発。ずっと気になっていた天気は19℃くもり 通り雨 変わりやすい天気 とのこと。スイム会場へ向かう途中に雨が降ってきて、風もちょっと有り、寒い…
バイクバッグを受け取り、準備へ。
寒いので、入念にup jog し、試泳。試泳後が寒かった。水温は18.8℃。デンマークではジャグジー水温だとアナウンスされてました。

《スイム》
スイムの目標は、1時間50分ぐらい。前回の台湾で、かなり多く泳いで、それぐらいのタイムだったので。実際は縮められるかないなぐらいに考えてました。
スイム完了時間の自己申告で自分のグループを選び、グループ毎に6秒毎のローリングスタート。私は最後の7:50グループの大外からスタート。うまくローリングスタートが機能していて、バトル無しで、うまくコース取りも出来、泳ぎ易かった。大体のエリアで、あの水草が気になりますが、自分的には快調な泳ぎでした。しかし、折り返し2km過ぎぐらいから、左腿裏に違和感が現れて、攣ったら終わりだと思い、少しゆらゆらしながら、休憩、ストレッチ。レスキュー呼んで、水もらい、再スタート。2.9kmぐらい、両手がかじかんで来て、泳ぎながら、グーパーするがなかなか改善せず。3.2kmぐらいで、左腕の内側が攣りそうになり、またレスキュー呼んで、掴まりグーパーして、何とか動かせるレベルに。休んでいる間にレスキュー責任者の様な人が来て、自分は大丈夫と状況説明するが、リタイアしたいのか?と聞かれ、攣ってなし、辞めないと答える。間違えて、引き揚げられたら終了なので、大きな声でハッキリと(笑)そしたら、名前は?誕生日は?年齢は?何日前に来た?等聞かれ、全部答え、意識レベルと体温は大丈夫だから、行けるよと励まされ、復帰。
それからは、攣ったら最後なので、もうこれぞ、小さな泳ぎの見本の様な泳ぎで、ゴールへ。2時間6分。

《T1》
ぶるぶる震えながら、テントでバイクの準備。時間が押しているので、急ぎめで準備したが、14分。

《バイク》
アプローチからループコースへ行き2周し、街中のT2までです。Ironmanの、ゴールまでの制限時間は様々で、15時間だったり17時間だったり。この大会は15時間45分です。スイムのみは2時間20分、スイム+バイクで9時間半です。これは事前に調べてあったので、苦手なバイクを7時間半で走れば、完走できる計算でした。
手が、かじかんだままでバイクをスタート。先ずは、周回コースへ向けて海岸線を抜け、牧草地へ。車道1レーン通行止めで、ほとんどフラットでとても走りやすい。沿道の応援も沢山あり、盛り上がりを感じます。遅れているので、少し踏みながら、行きました。
身体も温まってきて、手も復活しますが、雨が降ったり、止んだり…ブレーカー着てても、寒いぐらい。50km程行って、左コーナーをDHポジで曲がったら、オーバーspdで前輪が轍にハマってしまい、危うく落車、後続車と接触でしたが、回避。少し集中切れてましたね。ブレーキ直して、復帰するが、なんか音がするので、止まって、リアブレーキを直し、復帰。
90km地点、サイコンは3時間半を指してます。オォ、速い!目標より速い。頭の中で、再計算し、2週目少し落ちたとしても、制限に間に合いそうだと、そのことばかり考えながら、進みます。
長い上り坂があって、両脇から応援してもらえる、ツールドフランス的な区間があって、みんな立ち漕ぎすんですよねー、ココは走り処みたいで、ヨーロッパの大会雰囲気を味わえましたね。
93km地点、2週目とT2への分かれ目で、私は左に行く筈なのに、右にしきりに誘導するofficialが!ウソ⁉︎ 何⁈ 何よ〜
前にいた参加者が止まって、話していたので、割って入って聞いたら…13時45分前に全員2週目に入らないと、DNFなんだってさ〜 なんかそんなこと書いてあった気がしたけど、良く頭に入れてなかったのよね😭10分遅かったんだってよ。
あとは、T2まで、行って、終了。今回は残念な結果となりました。
私レベルだと、ゴールしても残り物のフードしかないとか、マッサージ激混みとかなんですが、今日はトップ選手もまだ上がってないぐらいなので、シャワーして、フード、ドリンク頂き、マッサージを受けて、終了。相変わらず、雨は強く降ったり、晴れたりでした。

【反省点】
現地の人に聞いたら、今年の夏は天気悪く、気温低めとのことでしたが、グラブとブーツを準備してたら、良かったかもしれません。
それと、バトルを避けたコース取りが出来るので、スイムスタートを前のグループで出てれば、良かったかも。約10分縮まったし。
練習が必要なのは勿論ですが、何にしても自分には、ヨーロッパの涼しい国の大会に出る場合、寒さ対策が必要なのが、体感出来て収穫でした。

街並みは綺麗だし、自転車専用レーンが整っているし、人は親切な人が多いし、応援も凄いし、全てバイクで行ける距離だし、人気の理由が良く分かりました。

長文失礼しました!
来年は暖かいとこに、しよっと^_^