あくまでも、自分の為、そして一緒に練習している仲間たち、トライアスリ-トに少しでも役に立てばと思い、アイアンマン NZの分析を行う。

【アイアンマン NZ分析】

【総合編】

自分のこれまでのアイアンマン実績:

1.20140824 アイアンマンジャパン 16:40:03 1069/1099
S:101:52、B:8:03:19、R:6:31:26

2.20150614 アイアンマンケアンズ 15:22:17 663/880
S:89:29、B:7:12:48、R:6:25:32

3.20150825 アイアンマンジャパン 16:24:39 1140/1585
S:85:29、※B:8:48:13、R:5:56:24

(※バイクのメカトラブルで約60分ロス。)

昨年8月にアイアンマンジャパン(洞爺湖)を完走した後、コ-チと意見交換を行い、下記方針でアイアンマンNZに向けて準備することにした。

強化すべきこと:そもそもアイアンマンに挑戦する基礎体力が無い。アイアンマンに挑戦する体型になっていない。
→体の改造を2016/1までに行う。(2015/10-2016/1)

施策:クエン酸、ルイボスティ-摂取し、脂質の除去。筋トレ(1回/1W)、長い距離を時間かけて動く練習(スイム、バイク、ラン)
具体的には、スイムは、月間平均30km、バイクは、月間平均1000km(2015/10は2500km)、ランは月間平均200kmを実施した。

130spmロ-ラ-練習(1H)は週1回実施。(高速ペダリングの習熟が目的)

2016年2月からは、スピ-ドを上げる練習に取り組んだ。
ラン、バイク、スイム共に、短時間でインタ-バル・ペ-ス走を中心とした練習を開始。

10月、1月は宮古で合宿した。

2月25日からテ-パリング(休養、回復)を開始(10日前)、休肝を行った。(毎回このタイミングで実施しており、自分の方法を確立している。)

4回目のアイアンマンであるニュ-ジ-ランドでは、下記目標を設定した。

S:80分、B:7時間、R:5時間、T:13時間20分
最低でも、自己ベスト(15:22:17)更新。

→今までの3回のアイアンマンレ-スで経験したことの無いレベルの練習・回復・準備が出来た。準備は完璧だった。

【結果】
スイム、バイク、総合で自己ベストを更新した。

S:81分11秒 PB -4分 (101→89→85→81)
B:6時間50分18秒 PB -22分 (8:03:19→7:12:48→8:48:13→6:50:18)
R:6時間1分39秒 セカンドベスト +5分 (6:31:26→6:25:32→5:56:24→6:01:39)
T:14時間27分50秒 PB -55分 (16:40:03→15:22:17→16:24:39→14:27:50)

【できたこと・できなかったこと】

できたこと:

三種目共に、全て練習そのままの力を落ち着いて冷静にレ-スで発揮することができた。
常に練習でレ-スを意識し、集中しているので、練習そのままの力を100%出すことが出来た。
メンタルのコントロ-ルが出来た。
これが今の実力そのもの。

ランでハムの痙攣が30kmまで続いたのは、練習不足(バイク、ラン)。

→塩分を取得する必要性を痛感。(取得しなかった)

→バイクをレ-スペ-ス(時速33km以上)で長時間追い込むペ-ス練習が不足していた。
→ランをレ-スペ-ス(6分/km)で長時間追い込む(バイク練習後)練習が不足していた。

できなかったこと:

無し。

【アイアンマンフランスに向けて】

6月5日のアイアンマンフランス(ニ-ス)は、屈指の厳しいバイクコ-スで有名。
1000mものヒルクライムあり。
バイクは、とにかく坂道を登るトレ-ニング中心に進めたい。(3/19-)
湘南国際入りびたり。一緒に練習する仲間募集します。

ランは、60分の短縮を目指したい。

目標タイム:

S:75分、B:6時間50分、R:5時間 T:13時間5分

【総括】

スイムは、カヤック泳法がほぼレ-スで泳ぐレベルにフォ-ムが整った。
まだまだ荒削りなので、精度を上げていきたい。
ギリギリ間に合った。

プ-ルでは、125bpmで50mを55秒、3000m泳げるようになった。

バイクは、スタミナと快適さ、安全性の追求を実施。
時速30kmで2時間ライドが今の実力。

ランは、フォ-ム改造(間に合わなかった)
フルマラソンは、4時間10分程度、1kmインタ-パルは4分30秒が今の実力。
せめて、バイクライド後、3時間30分で走りたい。

コ-チには大変お世話になった。

【各パ-ト分析、補足】

スイム:平均心拍145bpm、4027mと遠回りしていた。(227m=2分30秒ロス)
前半のバトルも冷静に岸よりに迂回し、後半2000m以後、ペ-スを上げている。
ほぼ100点。

バイク:平均心拍155bpm。26.5km/h。
時速が30kmから少しずつ落ちてしまっている。
これが今の実力。
平地走行で35km以上を持続できる体とペダリング技術を習得したい。

ラン:スタミナと粘りはあるが、スピ-ドが無い。
フォ-ムの確立と、スピ-ド練習、ペ-ス走、ブリックランを繰り返したい。
6時間→4時間の2時間短縮はさほど困難ではないと思う。

補給:

3時起床。
ハンバ-ガ-、コ-ルスロ-サラダ、チ-ズ、オレンジジュ-ス、バナナ、ヨ-グルトを食べる。
5時にクエン酸3gを水に溶かして飲む。

バイクは、2H、クエン酸+ルイボスティ-で脂質代謝促進する。
糖質は、グリコCCD20本+ウィグライプロ10袋(約4000kcal)を2時間後から取得。
平衡神経を喪失しているので、必ず足をつけて摂取した。
空腹感無し。

ランでは、スペシャルでグリコCCD10本+ウィグライプロ5袋(約2000kcal)を補給。

補給はいつもの自分にあった補給ができ全く問題なかった。
内臓が弱いので、固形物はNG。

取得:7000kcal
消費:5600kcal

その他:

ツア-のみなさんはベテランばかりなので本当に助かった。
ただし、海外のアイアンマンレ-スは、全て自分で解決していくことが必要。
人に頼っては絶対にいけない。
現地入りしたら全てマイペ-スを心がけた。

コ-ス、腕輪のキャッチ、スイムのスタ-ト方式・・・大会によってさまざまであるが、絶対に自分で完全に理解しようとすることが必要と思う。
日本人は少ないので、大いに海外のアイアンマンと交流してほしい。

日本国内の大会と異なり、「完走目的」で参加される人はきわめて少ない。
ハワイのスロットを獲得すめ為の真剣勝負に世界各国から来ているので、レベルは国内のロングディスタンスよりもかなり高い。

バイクは時速30kmが平均。

選手のマナ-はすこぶる良い。
レ-スはとても気持ちが良い。
ぜひ、一度、海外のアイアンマンに参加して欲しい。

長文失礼しました。
最後まで有難うございました。