Ironman Texas 2018 参戦記/Legacy Program 資格到達まで、残り9レース!
【4月25日(水)】 移動日、初日
去年のコペンハーゲンDNF後、早めにリベンジしたく、4月開催で暖かい気温の大会ということで、Texasに申し込みました。
ダラスから、330km南のThe Woodlandsという町で開催され、North American Championship なので、大きな大会で、トッププロ選手達も参加する大会です。
今回はマイルでフライトは入手したので、JAL 系の私はダラス経由でしたが、ANA系ですと、Houston から車で40分ぐらいみたいです。
朝方、ダラス到着、レンタカーで会場へ。
メイン会場はモールから近く、車はモールに駐めて、歩いて会場へ行けます。Athlete check-inとストアショッピングをし、Co2やら入手し、いつも通り、スイム会場を下見&試泳へ。
スイム会場はNorth shore parkという場所をスタートとし、Woodlands湖を泳ぎます。しかし、到着すると、ブイも何にもなく、誰もそれらしき人達が泳いでない⁇過去の大会では、必ず試泳してる人がいたのに…ダメなのか?とか思いながら、水温チェック。そこまで冷たくはないが、あったかい訳ではない。
とりあえず疲れてたので、ホテルへ向かいました。
今回は車があるので、会場からチョット離れたホテルにし、コストダウン。部屋は広いし、バスタブ有りで朝食付き。予約はExpediaで。
チェックイン後に、バイク組み立て。リアのホイールを装着して、なんか違和感。空回りがしない…これで良かったのかな⁇と思いながら、外に出て、漕ごうとしたらなんかヘン。回らない。少し強く漕いだら、カンっとかいって、今度は空回りしか、しなくなってしまった(涙)ウソっ、ヤバイじゃん、こんなの初めて…
とにかく部屋に戻って、リアを外してみると、カセットとハブの間に隙間が出来ちゃてて、カセット毎抜いてみると、スーっと抜けちゃて。えっ、これって抜けちゃて、良いの⁇ これヤバイかも、何か折れたのかも、とチョット焦る。そしてメイン会場のBike service を思いだすが、長蛇の列だった事も思いだす…並びたく無いな〜
もう一回良く見てみると、三日月型の部品が2つ取れてて、1個はちゃんと付いてる。その部品を受ける部分にはギザギザになってる事に気づいて、ラチェット部が剥き出しになってる事を理解する。見た所、ダメージがある様には見えないので、元位置に組み込んでみる…ちゃんと動いた。良かったー^_^
後から調べたら、Zippのホイールは嵌め込んであるだけな様で、新バイクに替えてから、リアを外す時に少し外れ難いので、カセットが外に引っ張られぎみだったのかなと、結論付けました。これは追ってプロに確認した方が良さそうです。
その後、バイク試走し、バッチリ問題無し!
夕食がてら、モールでお土産買って、フードコートでTeriyaki chicken。美味かった^_^
これで、初日は終了。
【4月26日(木)】 2日目
今回、ハッキリ言いまして、練習不足なんです。現在仕事を優先したい時期でして、結局海練は1度も参加出来なかったんです。
過去のアイアンマンは何処も事前の試泳が許されていたので、そこで慣らそうとの考えだったんです。
スタートと同じぐらいの時間に、スイム会場に再度訪れました。そしたら、看板に書いてある、公式試泳以外はスイム禁止って!ヤバイ…って事は、一回しか泳げないじゃん(涙)
会場でカナダから参加の方と情報交換。当日の移動方法を聞くと、バイクのT2近くにイベントパーキングが用意されるので、車で行くとの事。湖の透明度は無く、最初は少し泥の味がするかもと教えてくれました。
その後は、メイン会場でBriefing。外で開催され、シンプルに、ポイントだけを、約30分程で終了。ちなみに、初めての人向けBriefing というのも書いてありましたので、そちらはもっと丁寧に説明されるのだと思います。
この日はあまりやる事無くなってしまったので、お土産を買いに、Walmart, Target,Toysrous等へ、懐かしいRed Robinでストロベリーレモネードと🍔^_^
明日の公式試泳に備えます。
【4月27日(金)】 レース前日
8時から10時まで、スイムが可能との事で8時前に会場へ。今年は例年に比べて、水温が低いようで、約22度。
当日のコースは、3.8kmを一気に泳ぐコースで、その一部が試泳に解放されます。
さぁウェット着て、入水。冷たい!心拍上がってます。慣らすために、泳がず、その場で、しばらく顔付けたり、背浮きしたりして、慣らす。
少し落ち着いてきたので、泳ぎだします。最初は良かったんです。プールだと思えば、浮力少ない淡水でも泳げるし、ウェット着てるんだし…って泳いでたら、視界が全く無いのが気になってきちゃったんです。下が真っ暗で何にも見えないんですよ。そしたらまた、アレがやって来たんですよ!急に溺れたらどうしようと恐怖感がやってきて、もうパニック(涙)直ぐにレスキュー呼んで捕まる。周りをみると、2,3人同じ様な方々が^_^コレが起きてるのは、まだ50m付近ぐらいですからね^_^これには自分でもショックでしたよ。まだまだ、自分には海への恐怖感が根強く残っている事を再認識。先ずはスタートまで泳いで帰りました。それから、時間一杯慣れる事に集中して、試泳。不安は残りますが、仕方ない、出来る事を集中してやるしかない。泳げるんだから^_^
その後、バイクとランバッグ等をチェックインし、レースに備えます。
【4月28日(土)】 レース当日
時差の影響で、全く眠れなかった。過去で1番眠れなかったかも。
いつも通り、モーリアンヒートパックでサトウのご飯と朝食を温め、小塩にぎり3個作る。いつもはポカリパウダーで、薄めのポカリを準備しますが、アメリカはゲータレードがエイドで出されるので、今回はゲータレードオレンジにしました。Mag on グレープフルーツ7個&水をエネルギーボトルとして準備。
Ageスタートは6:40からなので、早めに4:30頃ホテル出発、バイクT2付近のイベントパーキングへ。これはホントに素晴らしいシステムで、しかも無料です。流石アメリカ!
バイクの準備をしてから、スイム会場まで歩いて約20分です。
この大会は、自分のbib number はタトゥーシールとして、配布されてません、代わりにbody markingとして、マジックで書いてくれます。朝からボランティアの方々が、ハイテンションでマーキングしてくれます。シールはカッコいいけど、取るのが大変なので、マジックの方が良いと思いますね。ゴールした時は既に消えてるし^_^因みに、オプションでシールも買える様です。
水温は22度、気温は13度。ジョグで温めて、早めにウェット着て、コペンでの教訓から持参してるホットクリームも塗って、瞑想も軽くやります^_^
スタートはローリング方式で、自分予定タイムのエリアに並んで、早い順に、スタートします。
僕の3.8kmのタイムは大体1時間50分ぐらいです。これは、多めに泳いでの時間です。
しかし今回は、前日の状態があったので、スタートは最後尾に並んで、落ち着いてスタートすることにしました。
いよいよスタート!
【スイム】 2:03:49
T1: 6:20
最後尾でスタートするつもりが、流れに乗って、そのまま泳ぎ出してしまい、また前が詰まってたので、変な平泳ぎなんかしながらスタートしたら、いきなりまたパニックってしまい、直ぐ横にあったブイを掴んで、一旦休憩。そしたら、後ろから来たおば様に、落ち着いて、少し出ればコースが開けて、大丈夫だから!と励ましてくれましてねー(涙)
周りがクリアになってから、再スタート。少し泳いだら、また呼吸荒くなって、レスキュー呼ぶが、こっち見てないし!他の人助けてる(笑)背浮きに変えて、呼吸を整えていると、他のレスキューが来てくれて、少し休む。最初のリズムさえ掴めば、泳げるんだから、と言い聞かせながら、再スタート。休んだのは、2,3分ぐらいだと思うのですが。
そこからは、やっと思い出したと言いますか、non stop で泳げました^_^ なんなんですかねー、メンタルと練習量でしょうねー。
透明度が全くなく、横も見えないので、コースは結構外れた感じでした。スイムup後、時計は2時間4分。結構掛かったなー(涙)
湖から上がると、ウェット脱がせ隊が待機してます。スイムから上がったばっかしなので、頭が機能してないのに、早く脱いで、寝てと急かされ、スポンと脱がしてくれました。初めて体験しましたが、楽ですねーこれは。
そして、バイクの準備。テント内では、ボランティアの方々が、水を持って来てくれたり、脱いだものも、バッグに入れとくからと、至れり尽くせりのサポートでした。今まででベストです。
【バイク】 7:24:23
さぁ、バイクスタート。コースは、これまた流石アメリカ!フリーウェイを半分貸切、約160kmは高速を2周回し、残りは会場までの道です。時間はまだ9時過ぎなので、序盤の気温はそれほど高くはないが、徐々に高くなり、29度まで上がります。高速なので、極端なup downはありませんが、地味な登り下りと、風、そして、ずーっと日差しを遮るものが無い炎天下なので、じわじわ疲労が溜まってきます。またゲータレードに飽きてきて、本当に飲みたく無くなりましたが、必要な成分が入ってるので、取りつつ、水でクールダウンを心掛けて、集中を保ちました。暑いと、ボーっとしてきますね。
後半は、膝、手の日焼けが酷くなってきて、痛み初めてました。日焼けクリーム好きじゃないので、覚悟してるんですが、今回はちょい後悔。
今回もバイクのトラブル、パンク無く、終了出来ました^_^
バイクは、ボランティアの方が受け取ってくれます。テントで着替えますが、靴下を履こうとすると、腿が攣りそうに(涙)立ったり、補給したりして、とりあえずランへ。
T2: 11:07
【ラン】 5:40:18
コースはメイン会場付近をゴールに、スイムで泳いだ湖あたりを3周回するコース。
時間的には、残り7時間ぐらいはあったので、完走は大丈夫かなとの感触でしたが、日差しががまだまだあって、日陰じゃない所が多く、体力を奪われます。暑い。走れる時に走っておこうと思い、走りました。
ランで印象深いのは、ゴール付近を中心に、約3kmぐらい、湖のほとり、water wayに多くの応援者達が連なって、力強く応援してくれるんです。みんなに応援してくれるんです。それはもうハイテンションで、アメリカ人がアメフトかなんかで、気合い入れるみたいに、出来る、出来る!お前なら出来る!みたいな人や、男女で同じ黒のホットパンツ履いて、腰をクネクネしながら、笑顔を引き出してくれる応援や、チョット反応すると、まっつだ、まっつだ、まっつーだー と大声で応援してくれたり(笑)、可愛い子供達のハイタッチや。これらの応援には感動しましたね。これはアメリカの国民性的な感じがして、アメリカの良さを再確認させられました^_^
こんだけ応援されると、このエリアだけは歩けなくなっちゃうんですよ。
結局日差しは夜9時頃まであって、きつかった。エイドでは常に冷たい飲み物や氷等あるので、冷やしながら、走りました。
日差しが無くなってからは、気温が急激に下がるので、今度は冷え過ぎないように、補給します。後半のエイドで、chicken brothという暖かいスープがあって、あれは美味かったなー^_^
最後、約5kmは歩かない。バンバン抜いて、ガンガン応援されて、finish strong でレッドカーペットへ。最後まで、ずーっとハイテンションでハイタッチしてくれるんです。楽しかった^_^
最後は、他の人と被らないように前後調整して、ゴール!疲れたけど、今までで1番気持ち良いゴールをさせて頂きました^_^
メダルとTシャツ、キャップを受け取り、食欲はなかったので食べずに、少し休んで、そのままバイクpick up して、車でホテルへ。チョー楽です。
ホテルのフロントの売店で焼きそば売ってたので、買って、食べ、シャワーして、乾かさないといけないウェット等洗ってから、就寝。
全体: 15:25:55
【4月29日(日)】 レース翌日
まぁまぁ、寝れて、9時ごろ起床。軽く片付けして、朝食取って、お土産ショッピングや大好きなホームセンター巡りをしてホテルへ。帰り際に、indoor skydiving と書いてある大きな建物発見!おっと、一瞬迷いましたが、diving中に足が攣ったらやばいんでは、無かろうかと、冷静な判断でやめました^_^
バイク綺麗に拭いたり、帰国の準備をしました。
【4月30日(月)】 帰国日
11:50のダラスからのフライトなので、6時前に朝食へ。そこで、ご一緒したJoeさん54歳。レースでは、10時間台を狙ってたが、バイクで割り込まれて当てられ、落車し、傷を負い、それでも、13時間台で完走されたとの事で、驚き‼️今、4シーズン目で、Ironman 5回完走ですって。やはりKonaに魅せられていると。アメリカ人女子のアイアンマンtop pro のHeather Jackson のブランドWatti Inkというのがあり、僕もルミナの記事で見たことがあるのですが、彼女のクラブに入っており、アパレルの耐久性や作りは、ホントに良いと仰っておりました。
その後は約3時間ダラスまで戻り、帰国しました。
【要改善点】
・もっと海練
・スイムもう少し早くなりたい
・バイクもう少し早くなりたい
初めて訪れるTexasで、初めてのアメリカでのIronman でしたが、はやり本場の大会は過去参加した大会と比べて、雰囲気が違いましたね。みんな楽しんでる感じが、とても良く、楽しかった。ただ、Texasは暑い。暑いのが苦手な人はキツイかもしれません。
今回は練習不足での参加で、スイムは色々ありましたが、的確に状況判断しながら修正し、マネージ出来たのは、色々と教えて頂いたYTRIでの練習やテクニック、情報交換等が積み重なっての完走だと痛感した大会でした。
今年のレースはこれで終わりにしようと思います。来年に向けて、冬眠し過ぎ無いように、僕なりの適度な練習を続けたいと思います^_^
最後に、無理聞いてくれた奥さんと子供達に感謝です^_^
Legacy Program 満たすまで、残り9レース!
一桁台に入ったけど、1年に1回だとあと9年かかるな^_^